国境で人々を認識し見守る ファンレス・ビジュアル・エッジ・コンピュータ

国境で人々を認識し見守る ファンレス・ビジュアル・エッジ・コンピュータ

毎年一貫して増加を見せる世界人口や、予期せぬパンデミックの発生に遭遇する中、自動化された国境管理ソリューションがこれまで以上に望まれています。現在、旅行者が目的地の国境に入国する際には、e ゲートでのパスポート、顔、指紋による生体認証とともに、AI 認識による本人確認プロセスを受けることができます。NEXCOM は、ファンレス・ビジュアルエッジコンピュータNDiS B561 を、空港や港湾に導入することに尽力しています。これらの導入により、効率とセキュリティを向上させながら、人件費を削減し、人々との接触を最小限に抑えることで、充実した旅行者体験につなげることが出来ます。

 

税関で使用されるNDiS B561 は、旅行者に直感的で便利な国境通過プロセスを提供します。オペレータはその設定により、3 台の4k2k 独立ディスプレイ用の最大3 つのHDMI ポートと、カメラ、指紋スキャナ、パスポートスキャナ、その他の周辺機器用に8 つのUSB 3.2 を要求することができます。このファンレス・ビジュアル・エッジ・コンピュータは、LAN、Wi-Fi 6E、4G、5G のいずれかを利用して、WAN 経由で国境管理システムに接続し、AI 認識技術により、カメラやスキャナから旅行者の身元を確認します。

 

第12 世代Intel® Core ™プロセッサ、Intel® 600 シリーズチップセット、Intel® UHD グラフィックス770 統合エンジンを搭載したNDiS B561 は、高速計算機能により、難易度の高いマルチメディアコンテンツやAI アプリケーションを難なく処理します。実用的なI/O、高速ワイヤレス技術、AI 認識、信頼できる技術サポートにより、直感的で信頼性の高い自動国境管理ソリューションを実現し、乗客の流れを大幅に最適化します。

 

顧客サービスを常に最優先事項のひとつと考えるNEXCOMにより、NDiS B561 のI/O とシャーシは、ユーザーのアプリケーョン要求に、完全に適合するようカスタマイズされて
います。I/O 以外にも、起動時にユーザーのロゴを表示して、ブランド認知を促進するための、BIOS のカスタマイズにも対応しています。NEXCOM のテクニカルサポートチームは、包括的なシステム検証を完了させるために、常にお客様をサポートします。NDiS B561 は、利便性と安全性を最大限に高め、すべての人に快適な旅を提供する、信頼性と効率性に優れた高性能ファンレスビジュアルエッジコンピュータです。

 

ソリューションアーキテクチャ

 

 

製品の主な特長

  • Support 12th Gen Intel® Core™ i9/i7/i5/i3 LGA socket type embedded processor, up to 35W
  • Intel® Q670E
  • Intel® integrated UHD graphic engine driven by Xe architecture
  • Support 3 independent 4K2K@60Hz display output. HDMI 2.1 resolution supports up to 8K@60Hz
  • 1 x HDMI 2.1, 2 x HDMI 2.0
  • 8 x USB 3.2, 4 x COM
  • 1 x GbE LAN, 2 x 2.5G GbE LAN (PoE for B561-PoE)
  • Support M.2 Key B/E/M
  • Support extended temperature -20~60°C (B561 only)
  • Fanless design

 

Intel Partner Alliance

ニュース一覧

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2025/01/16
採用事例
NEXCOM

酪農を変える 革新的な組込みファンレスコンピュータ

酪農業は、家畜を管理し、農場経営を最適化する上で大きな課題に直面しています。主なハードルは、牛の正確なモニタリングであり、識別、健康状態、乳量、食品のバイオセキュリティの正確な記録管理を複雑にしています。現在のデータ収集と分析は手作業に頼っており、タイムリーな追跡とデータに基づいた意思決定を妨げています。リアルタイムのデータと見通しの欠如は、潜在的な浪費につながり、牛の繁殖と生産性に悪影響を与えます。これらの課題に対処するには、革新的なソリューションが必要であり、IoTゲートウェイはこのような業界の進歩に有望なアプローチです。NEXCOMのNDiS B560Sは、スリムな組込み型ファンレスコンピュータで、包括的なスマートファーミングソリューションを提供します。電子タグと視覚的な牛のタグを統合し、正確なモニタリング、自動データ収集、栄養分析、最適なリソースの割り当てを可能にしています。   Intel® Core ™ i5-8500T プロセッサを搭載したNDiS B560Sファンレスコンピュータは、シームレスな接続性を提供し、個々の牛の正確な識別と追跡を通じて、牛の健康とパフォーマンスを効果的に向上させます。このシステムは、繁殖記録、健康指標、ミルクの生産量に関するリアルタイムのデータアクセスを容易にし、スマートファーミングのための栄養摂取、繁殖戦略、必要な獣医介入について、十分な情報に基づいた意思決定を行うための重要な情報をオペレーターに提供します。   また、このIoTゲートウェイは、M.2 を介して温度・湿度センサを搭載しており、環境条件の予期的な監視を可能にすることで、熱へのストレスや、牛の健康に対するその他の潜在的な悪影響に関わるリスクを軽減します。LANとWi-Fi機能を統合し、直感的なタッチHMIインターフェースを備えているため、オペレーターは、酪農場のさまざまな側面を遠隔で監視・制御することができます。RFIDタグからのリアルタイムデータにアクセスし、即座にアラートを受け取り、どこからでも情報に基づいた意思決定を行うことができるため、効率性と柔軟性が大幅に向上します。   革新的なNDiS B560Sファンレスコンピュータと牛のタグを活用することで、酪農場はオペレーションに革命を起こし、家畜データを認証し、従来の紙の記録に伴う人的ミスをなくすことができます。この高度なトレーサビリティ・ソリューションは、食品の安全性、規制の効率性、資源配分などを改善します   ソリューションアーキテクチャ     製品の主な特長   Support 8/9th Gen Intel® Core™ i3/i5/i7 LGA socket type embedded processor, up to 35W Intel® H310 Intel® integrated UHD 630 graphic engine Support 2 independent 4K2K 60Hz display output Compact and slim design (H: 39mm) Support 1 x 2.5” SATA HDD 2 x HDMI 2.0, 4 x USB 3.0, 2 x USB 2.0, 2 x GbE LAN, 4 x COM, 1 x Line-out, 1 x Mic-in Support M.2 Key B/E/M Fanless design
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2024/12/30
採用事例
NEXCOM

Smarter Highways Ahead: Empowering ETC Systems with Neu-X302-Q and NDiS B561-PoE for Real-Time Tolling and Vehicle Monitoring

The Background The highway electronic toll collection (ETC) is an important part of modern transportation and can effectively improve vehicle traffic efficiency. The advanced ETC system, combined with real-time vehicle identification and blacklist monitoring functions, assists the police in tracking down vehicle theft and other illegal activities. The solution combines powerful edge computing, high-speed data processing and reliable device connectivity to ensure seamless operation under harsh highway conditions.   Solution Overview The ETC system was built using Neu-X302-Q as the main computing device and NDiS B561-PoE to control the ETC gate and also capture the images through PoE camera. These devices collaborated to deliver robust, real-time data analysis, enabling effective toll management and monitoring.   Neu-X302-Q The Neu-X302-Q served as the main computing platform for processing vehicle data, running blacklist comparisons, and triggering alerts for unauthorized vehicles. Its fanless design, Intel® 8th/9th Core™ processor, and high I/O expandability made it ideal for 24/7 operation in harsh roadside environments. The device handled large-scale data communication and ensured minimal latency, critical for real-time ETC operations.   NDiS B561-PoE The NDiS B561-PoE, powered by Intel® 12th Gen Intel® Core™ processor, not only to controls the ETC gate but also captures images of vehicles passing though ETC lane and immediately communicates with the Neu-X302-Q to process the data. Its advanced graphics support allowed seamless real-time visualization, and the PoE functionality significantly reduced wiring complexity by delivering both data and power through a single cable. Its rugged design ensured uninterrupted operations in extreme conditions.   Overall, the deployment of Neu-X302-Q and NDiS B561-PoE revolutionized the highway ETC system, enabling accurate, high-speed toll processing and offering better control over vehicles that attempt to evade tolls or engage in illegal activities. The Neu-X302-Q and NDiS B561-PoE industrial-grade computing devices can transform highway toll collection, paving the way for smarter and safer road infrastructures.   Application Diagram    
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2024/10/24
採用事例
NEXCOM

Neu-X102-N50 エッジPC: 観光体験を革新するリバーサイド革命の実現

ロンドンの賑やかなテムズ川沿いには、洗練されたデジタルトーテムが静かな案内役として立ち並び、訪れる人々を迎えています。これらのモダンな案内板は、リアルタイムの船のスケジュールや天気情報、地域の詳細情報を表示し、リバーサイドでの体験一新しています。このスマートシティの進化の中心にあるのが、NEXCOMの強力なNeu-X102-N50 であり、これら革新的な情報ハブを支える原動力です。   これらの革新的な情報トーテムは、市内のウォーターフロントの観光地全体で、観光客の体験に革命をもたらしています。その外観は地域の美観に合わせて異なるものの、中核を担うのは、NEXCOMの強力なエッジコンピューティングシステム、Neu-X102-N50です。   これらのトーテムの中心には、屋外用途向けに特化した優れた技術が組み込まれています。Neu-X102-N50 は、Intel® Processor N50と最大16GB のRAMを搭載しており、厳しい環境でもスムーズなパフォーマンスを実現します。また、-5° C~50° Cまでの動作温度範囲に対応しており、多様な気候条件でも適応可能です。   Neu-X102-N50 の卓越した技術力は、プロセッサにとどまりません。最大2つのHDMIポートをサポートし、鮮やかなコンテンツを再生して、人目を引くビジュアルで観光客を引き付け、情報を伝えることができます。更に、M.2およびmPCIeスロットを備え、ストレージの拡張やLTEおよびWi-Fi 6 機能に対応し、リッチコンテンツの保存と超高速ワイヤレス接続を実現します。これらの機能により、トーテムは、高い利用者数を誇るエリアでも容易に対応できる、包括的な情報ハブとして機能します。   観光客は、鮮やかな32インチのタッチスクリーンディスプレイを通じて、スケジュールや天気情報以外にも豊富な情報にアクセスできます。地元の観光スポットやおすすめの飲食店、さらにはリアルタイムの大気質データまで、指先ひとつで確認できます。このエッジコンピューティングシステムは、デュアル2.5GbE LANポートと4G LTE接続を備えており、常に最新の情報を提供します。また、USB光センサとCOMポートを通じて、明るさを自動調整することができ、さまざまな光の条件下でも情報を読み取り易くするとともに、システムの省エネにも貢献しており、現代の都市の持続可能性の目標にも合致した設計が実現されています。   トーテムのオペレーターにとって、リモート管理機能は重要な要素です。LANやLTEを通じて、コンテンツの更新やシステムのメンテナンスを行うことができるため、運用コストを大幅に削減し、効率的な管理を行うことができます。   これらのエッジコンピューティングシステムは、観光客の体験を向上させるだけでなく、都市計画や観光管理に役立つ貴重なデータインサイトを提供します。Neu-X102-N50は、USB 3.2の帯域幅ポートに接続したカメラにより、データのスムーズな取り込みと伝送を可能にし、観光客の流れをリアルタイムでモニタリング・分析します。この高度な機能により、都市計画担当者や観光関係者は、リソース配分の最適化や都市のモビリティ向上のための情報に基づいた意思決定を行うことができ、観光客や地元住民の体験をシームレスかつ快適なものにします。   Neu-X102-N50は、都市の景観に自然に溶け込みながら、観光客や地元住民にとって不可欠なサービスを提供する、スマートシティ技術の大きな進歩を象徴しています。都市のより多くのエリアがこの技術を採用するにつれて、観光地との関わり方や、その行動に変革がもたらされ、訪れる人々が、情報をうまく活用しながら、より積極的に豊かな体験ができる、新時代の都市観光の到来が期待されます   ソリューションアーキテクチャ